Kolonialwaren.

植民地産品

しょくみんちさんぴんshokuminchisanpin

Kolonialwaren.
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「 Kolonialwarenの訳語には「植民地物産」の幅かに「植民地産品」「i植民地謁品」があるか,原語の歴史的語感を近似的に伝えるという点で,筆者は「物産」をとる。しかしこの語の訳出においてより重要な問題は,後出のように“Kolonial"に「植民地ー」という訳語を当てることが妥当であるかという点である。ある意味では,この語を「非ヨロッパ」ないし「海外」と訳出することも,十分可館なのである (Bruno Volger (bearb. u. redigiert), Lexikon der gesamten Handelswissenschaften,Wien u. Leipzig 1907,の“Kolonial"," Kolonialhandel", “Kolonialwaren" "Kolonialwarenhandel"の項目を参照).。Kwは,わが国において「南蛮物」、「唐物」、「舶来品」といった用語がかつて持った語感に共通するものを持つ。さらにまた、Kw 概念がある時期以降は事実上食料品に限定されると同時に拡大されていき,植民地物産→〈亜〕熱帯物産→海外食品→輸入食品→食品一般 (Lebensmittel insgesamt)という転義をとげ,“Kolonial"が事実上意味を失ってしまったことも無視するわけにはいかない〈注2)参照〉。それにもかかわらず「植民地物産」という訳語を採用する所以は,本稿の時代的関心が19世紀前半に収斂するからである。というのも、"Kolonie"の用語法もまた一義的ではないものの, 19世紀前半期こそこの概念が「植民地」範鴎としてり規定をもっとも強く畳けた時代、と考えられるからである。」ー渡辺尚『いわゆる「植民地物産」について』、經濟論叢 (1983), 132(1-2): 22-47、22頁。